MESSAGE代表メッセージ代表取締役 伊藤 信幸

『他人(ひと)のしあわせが 自分のしあわせ』
『社員の成長なくして 会社の発展なし
会社の発展なくして 社員のしあわせなし』

「ホットマン」という企業名には、どんな想いを込めていますか。

「常に熱く、燃える想いを持て」という想いです。これは、人間も企業も、全く同じです。仕事に対しては「熱く燃える心を持て」。お客さまに対しては「温かく、優しい想いを持て」。そういう信念が、魅力ある店舗、魅力ある企業につながっていく。
株式会社ホットマンは昭和50年に設立、昭和59年に株式会社イエローハットグループの一員となり、以来着実に業績を伸ばしてきました。これからも挑戦を続け、進み続けるための基本となるのが、この信念です。

経営理念『他人(ひと)のしあわせが 自分のしあわせ』『社員の成長なくして 会社の発展なし 会社の発展なくして 社員のしあわせなし』について、教えてください。

私たちの目標は、常にお客さまのことを考え、「ここで買い物してよかったな」と笑顔になっていただくことです。それと同時に、地域社会の人々の生活をより楽しく、豊かにし、お役に立つ企業であることも大事にしています。
それが『他人(ひと)のしあわせが 自分のしあわせ』ですね。
お客さまにしあわせになってもらえれば、それが再来店につながりますし、スタッフがお客さまに好かれることにもつながります。ひいてはそれが、スタッフの成長にもつながる。
この理念を叶えるために必要なことは、社員みんなの「自己成長・自己研鑽」です。社員自身が成長し、しあわせであれば、結果として、お客さまに愛される人間になることができます。それが「会社の発展」につながり、そして「社員のしあわせ」につながっていく。
この考えを表したのが、もうひとつの経営理念、『社員の成長なくして 会社の発展なし 会社の発展なくして 社員のしあわせなし』です。
一人ひとりが人間力を高め、自己成長することで、さまざまな「しあわせ」を実現したいと考えています。

新卒、女性、退職者、再入社、外国人…。
多様な人材が起こす「ホットな」化学反応。

ホットマンでは、さまざまなバックボーンを持つ人材を採用しています。社員に対する想いをお聞かせください。

私は、社員は家族であると思っています。家族だから結婚式には出席しますし、入院したら見舞いにも行く。じっくり育てていきたいと思いますし、成長してくれるとうれしい。肩書の垣根なく、本音で付き合いたいと思っています。
また、女性の採用や昇進も、男性同様、積極的に実施しています。女性の感性で結果を出してくれている女性店長もいます。社内結婚も歓迎していて、現在、40組以上の夫婦が1人も辞めずに働いてくれています。出産でフルタイムの勤務が難しい場合は、一時的にパートに切り替え、落ち着いたら正社員に復帰するなど、柔軟な対応を行っています。
60歳以上の中途採用も実施しています。長年培った技術を、ぜひ当社で活かしてほしいですね。
外国人実習生の受け入れも行い、100人ほどがピットなどで勤務しています。仕事に感謝の気持ちを持って、元気に働いてくれています。
一度当社を辞めた社員の「再入社」を受け入れているのも、特徴的でしょう。当社以外の世界を見て、「やっぱりホットマンで働きたい」と帰ってきてくれるのは、とてもうれしいことです。「再入社」し、現在店長になっている社員もいます。
多様な人材を採用すると、さまざまな視点から店舗づくりができるようになります。やはり女性店長がいる店舗では、女性のお客さまに対する細やかな配慮ができるようになりますし、それは会社全体としても学ぶべき視点です。
外国人スタッフの働きぶりには、日本人スタッフが感化されていますね。彼らの熱心な態度が、働き始めたばかりのころの初心を思い起こさせるのでしょう。
また、当社では、新しい世代の人材を育成するため、毎年新卒採用を行っています。求める人材は、「明るく、素直で、元気な人」。当社に入るとみんなそうなりますけどね。
私は、社員たちにいつも「失敗してもいいから、じゃんじゃんやれ」と言っています。チャレンジして失敗するのは成長の糧です。恐れずに徹底的に失敗して、どんどん成長してほしい。
これからの時代は、スピード感をもってチャレンジを続けることが要求されます。そのためには、少しぐらい脱線している人でもいい。心は熱く、常にチャレンジする精神を忘れないでほしいと思っています。

「日本を美しくする会」に所属し、
全国の小中学校でボランティア活動を実施。

ボランティア活動について教えてください。会社にとって、どんな意義があると考えていますか。

時代はどんどん変わりますが、人間にとって変わってはいけないこともあります。それは、人に対する態度です。挨拶をきちんとして、お客さまをお迎えする。掃除をしっかりして清潔に保つ。こういうことは、100年経っても変わりません。
ホットマンでは、「日本を美しくする会」に所属し、6S(整理、整頓、清掃、清潔、躾、先手の挨拶)をモットーとした「掃除に学ぶ会」を結成しています。社内の整理整頓はもちろん、地域の小中学校に訪問し、トイレ掃除をするボランティア活動を実施しています。
掃除は「心磨き」です。人間として変わってはいけない心を磨き、人のために何かする魅力を感じ、自己研鑽の一助にしてほしいと考えています。

お客さまのしあわせと笑顔を第一に考えた
10事業の「メガフランチャイジー」。

「イエローハット」をはじめ、さまざまな企業をフランチャイズを結び、事業を発展させています。今後の展望をお聞かせください。

ホットマンは、「イエローハット」をはじめ、10事業の「業界のトップ企業」と連携して事業を行っています。
「イエローハット」は宮城県、岩手県内の全域と福島県・栃木県・茨城県・長野県で90店舗を経営しています。イエローハットグループの全国に及ぶ関連企業の中でも最大の経営基盤を誇り、規模、社内制度、福利厚生面においても他社を大きくリードするトップ企業として躍進を続けています。
また「イエローハット」「TSUTAYA」「アップガレージ」「東京タイヤ流通センター」「カーセブン」「ダイソー」「シャトレーゼ」「コメダ珈琲」「宝くじ」「toto」など、業種の壁を超えた「メガフランチャイジー」として企業経営をしています。
「イエローハット」で車をメンテナンスしている間に、買い物したり、カフェでお茶したり、遊んだり。お客さまが貴重な時間を、笑顔で楽しく過ごせるように、とお客さまのしあわせを第一に考えた事業展開です。夢は、自社の店舗でショッピングモールをつくることですね。
中・長期目標としては、「200店舗」を掲げ、計画を推進しています。30年前にはわずか10数店舗だった「ホットマン」が現在ここまで成長できたことは、すべてのお客さま、社員、そして私たちを支えてくださった皆さまのおかげです。

私たちは「変化対応業」でありたい。基本的な想いや態度を守りながら、時代の変化に対応し、常に挑戦し続ける。私たちは、その想いとともに、前進し続けたいと考えています。

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